米、中国のWSJ記者排除にさまざまな対抗措置を検討=NSC
ロイター / 2020年2月25日 8時45分
2月24日、米国家安全保障会議(NSC)の報道官は24日、中国が人種差別的とするコラムを巡り米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の中国駐在記者3人の記者資格を取り消した「悪質な行為」に対し、さまざまな対抗措置を検討していると明らかにした。2019年7月、上海で撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
[ワシントン 24日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)の報道官は24日、中国が人種差別的とするコラムを巡り米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の中国駐在記者3人の記者資格を取り消した「悪質な行為」に対し、さまざまな対抗措置を検討していると明らかにした。
中国政府は19日、同国を「アジアの本質的な病人」と指摘したコラムを巡り謝罪を拒否したとして、WSJの記者3人の記者資格を取り消したと表明。翌20日にはWSJに対し追加の措置を講じる可能性があると警告した。
NSCのウリオット報道官は、米政府が対抗措置として、中国人記者を国外追放にする可能性を検討しているとのブルームバーグの報道について問われ、中国の行為を非難すると述べた上で「米国はこの悪質な行為へのさまざまな対抗措置を検討している」と語った。
トランプ政権は18日、米国に拠点を置く中国の主要国営メディア5社を大使館と同等に扱う方針を明らかにしている。これら国営メディアには、職員名簿や米国内で保有・賃貸する不動産を国務省に登録するよう義務付ける。
ウリオット氏は「(中国が)またしてもメディアを統制し、世界の読者や投資家が中国に関する重要な記事を読むのを阻止しようとした」と批判した。
ブルームバーグは24日、米当局者の話として、同日ホワイトハウスで開かれる会議で中国への対応が話し合われると報じた。一部の当局者は数十人から数百人規模で中国人記者を国外に追放すべきだと主張する一方、そのような措置は法的あるいは報道の自由を尊重するうえで不可能との意見もあると伝えた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1落石と接触で列車脱線、1人死亡 ノルウェー
AFPBB News / 2024年10月25日 11時18分
-
2イスラエル、UNRWA職員のハマス司令官を殺害 奇襲攻撃に関与
ロイター / 2024年10月25日 7時32分
-
3英連邦諸国、チャールズ国王に奴隷制の「償い」要求
AFPBB News / 2024年10月25日 13時5分
-
4観光バス事故で邦人1人死亡 マレーシア西部、10人負傷か
共同通信 / 2024年10月25日 12時36分
-
5「豪州からVIP待遇で」初来日“コアラフィーバー”から40年…輸出禁止だったコアラが日本に来るまで
文春オンライン / 2024年10月25日 6時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください