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仏企業、ロックダウンで債務履行能力に懸念=中銀総裁

ロイター / 2020年4月24日 10時28分

[パリ 23日 ロイター] - 仏中央銀行のビルロワドガロー総裁は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため全土で実施されているロックダウン(都市封鎖)により、仏企業のバランスシートが著しく毀損し、債務履行能力が脅かされる可能性があるとの見方を示した。

封鎖措置は3月半ばから実施されており、5月11日に解除される見通しだが、政府は一部の制限を維持する可能性を示している。

仏企業は新型コロナ危機以前から、低金利を利用して借り入れを拡大していたため、債務が記録的な高水準にあった。

封鎖措置の導入後、17万社以上が政府の融資保証を申請している。

ビルロワドガロー総裁は、仏紙フィガロへの寄稿で「企業や自営業者にとって、ロックダウンからの脱却は非常に危険になる可能性がある」と警鐘を鳴らした。

企業債務が3月に370億ユーロ(2%)拡大したことに言及し「強力な流動性支援策にもかかわらず、取り戻せない売り上げの落ち込みによってバランスシートは著しく毀損される」と指摘した。

その上で、政府による企業支援は流動性から債務履行能力に軸足を移すべきだと指摘。休業期間が最長となっている企業を対象に、支払いを猶予した税金の恒久的な免除など特別措置を検討する必要があるとした。

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