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商品価格安、新興国の刺激策実施を一層困難に=メキシコ中銀総裁

ロイター / 2020年4月24日 12時8分

 4月24日、メキシコ中央銀行のアレハンドロ・ディアス・デレオン総裁は23日、コモディティー(商品)価格の下落によって、新興国は先進国のような大規模な財政刺激策の実施が一層困難になっているとの認識を示した。写真はメキシコで昨年2月撮影(2020年 ロイター/DANIEL BECERRIL)

[メキシコ市 23日 ロイター] - メキシコ中央銀行のアレハンドロ・ディアス・デレオン総裁は23日、コモディティー(商品)価格の下落によって、新興国は先進国のような大規模な財政刺激策の実施が一層困難になっているとの認識を示した。

同中銀は21日、臨時の金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%ポイント引き下げるとともに、最大7500億ペソ(308億ドル)規模の流動性・貸出支援策を発表した。

ロペスオブラドール大統領も翌22日、社会福祉やインフラ整備向けの財政支出を6225億5600万ペソ(256億ドル)増やすと表明した。ただ、先進国と比べると見劣りすることから、同国の財政刺激策は不十分だとの批判が出ている。

総裁はインタビューで、政府の財政政策に言及し「新興国経済は原油をはじめとするコモディティー価格の下落によって圧力を受けており、調整余地が狭まっている」と指摘した。

また、持続可能な公共財政を維持する重要性を強調した上で、政府の財政政策に関する戦略を尊重すると表明した。

総裁は、臨時会合を開催したばかりだが、5月14日に定例の政策会合を開くと述べ、引き続き状況を判断し、必要に応じた行動を取る方針を示した。

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