豪ヴァージン、債務44億ドル 航空機リース料の免除要請へ
ロイター / 2020年4月24日 16時20分
4月24日、新型コロナウイルス危機で、任意管理手続きに入ったオーストラリア第2位の航空会社ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスは1万超の債権者に対し、69億豪ドル(43億9000万米ドル)の債務を抱えていることが、管財人デロイトの初期の査定で分かった。シドニーで3月撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)
[シドニー 24日 ロイター] - 新型コロナウイルス危機で、任意管理手続きに入ったオーストラリア第2位の航空会社ヴァージン・オーストラリア・ホールディングス
ヴァージンは21日、自社の資本構成を変更し、より強固な財務基盤を得るため、任意管理に入ると発表した。新型コロナ危機と高水準の債務負担で経営破綻に至った。
デロイトのウェブサイトに掲載された文書によると、内訳は23億豪ドルが担保付き債務、20億豪ドルが無担保債務、19億豪ドルが航空機リース、4億5000万ドルが従業員への支払いなどとなっている。
デロイトは、法律に基づき、4月28日からヴァージンの航空機のリース料を支払う義務が生じるという。
同社はウェブサイトに掲載されたリース事業者宛て書簡で、リース機が事業継続に必要かどうか判断する期間を管財人に任命された時点から最大4週間延長する裁判所命令を求めていることを明らかにした。
書簡はまた、資本再構成や資産売却に向けた協議を来週から進めたい意向に触れ、リース料や他の支払い義務に関する3カ月間の猶予を要請している。
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