チベットは中国共産党の下で繁栄、「古来より国の一部」と党幹部
ロイター / 2021年5月24日 15時7分
中国共産党チベット自治区委員会の呉英傑書記は22日、チベットで共産党の指導力を維持して経済発展を促進し、社会主義にのっとりチベット社会を導いていく方針を示した。ラサで昨年10月撮影(2021年 ロイター/THOMAS PETER)
[北京 22日 ロイター] - 中国共産党チベット自治区委員会の呉英傑書記は22日、チベットで共産党の指導力を維持して経済発展を促進し、社会主義にのっとりチベット社会を導いていく方針を示した。
呉氏は、北京での記者会見で「何よりもまず、中国共産党の指導を守らなければならない」と発言。
「1951年にチベットが平和的に解放されて以降、党指導部のおかげでチベットが繁栄の道を歩み続けられることは周知の事実だ」と述べた。
中国軍が1950年にチベットに進駐し、その1年後に中国政府の支配下に入った。59年にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が中国の支配に反対して蜂起したが、失敗しインドに逃れた。
国際社会では米国をはじめチベットを支援する動きが強まっている。
米議会は昨年12月、チベット人権法案を可決。法案はダライ・ラマ14世の後継者を選ぶ権利をチベット人に与えることなどを盛り込んでおり、中国は内政干渉だと強く非難した。
中国は、中国の法律に従ってダライ・ラマの後継者を選ぶ権利があると主張している。
呉氏は「チベットは古来より中国の一部である。中国国家は常にこれを維持しなければならない」と語った。
呉氏ら当局者は記者会見で、欧米報道機関からの質問は受け付けなかった。
インド北部ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府の新首相に今月選出されたペンパ・ツェリン氏は21日、ロイターに対し、中国と平和的な解決を目指す方針だが、中国の現行政策はチベット文化を脅かしていると述べていた。
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