アイルランド首相にマーティン氏が復帰
ロイター / 2025年1月24日 10時12分
Padraic Halpin Conor Humphries
[ダブリン 23日 ロイター] - アイルランドのミホル・マーティン元首相(64)が23日、首相に選出された。賛成95票、反対76票で2度目となる首相の座に復帰し、中道右派2大政党の共和党と統一アイルランド党、無所属議員からなる連立政権を率いることになる。
トランプ米政権は法人税のルール変更と輸入品への関税を公約しており、多国籍企業がけん引しているアイルランド経済にとって大きな脅威となる可能性がある。連立政権はアイルランドの多国籍企業などから得られる税収を公共投資の拡大、インフラ赤字の是正、減税の継続に充てるとともに、政府系ファンドを設立すると約束している。
マーティン氏は議会で「今日の私たちにとっての課題は極めて重要な社会的ニーズに対応しつつ、真の脅威が迫っている中でアイルランドの強さを守ることだ。どのように考えても、世界史上を見ても困難な瞬間を迎えている」と訴えた。
アイルランドの経済モデルを守ると同時に、刷新するには欧州、米国、英国との「3つの不可欠な関係」の強化が中心になるとして「アイルランドと米国の関係も同様に、両国に利益をもたらすものであり、何があろうとも力強く発展していくだろう」と強調した。
2020―22年に首相を務めたマーティン氏は、任期後半は統一アイルランド党に首相の座を譲ることで合意した。昨年11月29日の下院総選挙後の取り決めでは、今回退任するサイモン・ハリス首相が27年後半に復帰することで合意している。
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