北朝鮮が弾道ミサイル=極超音速か、昨年11月以来
時事通信 / 2025年1月6日 20時2分
【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は6日正午(日本時間同)ごろ、平壌一帯から日本海に弾道ミサイル1発を発射した。日本の防衛省も北朝鮮内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルが北東方向に発射されたと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられ、極超音速ミサイルという見方が出ている。
韓国軍は一時、ミサイルを「中距離級」と発表したものの、飛距離が1100キロ程度で中距離弾道ミサイルの基準に達しなかった。防衛省によれば、ミサイルの最高高度は100キロ程度だった。
北朝鮮による弾道ミサイル発射は、昨年11月5日に短距離弾数発を撃って以来で、今年初めて。同日投開票された米大統領選後、北朝鮮は弾道ミサイルによる挑発を控えていたが、今月20日のトランプ政権発足を前に軍事力を示し、けん制した格好だ。
訪韓したブリンケン米国務長官は6日、趙兌烈外相と会談し、北朝鮮問題などについて議論。ミサイルは会談が行われている最中に撃たれ、北朝鮮がタイミングを合わせた可能性もありそうだ。
また、韓国の尹錫悦大統領が12月3日に「非常戒厳」を宣言して以降、北朝鮮がミサイルを発射するのは初めて。国政が混乱を極める韓国の対応を試す意図もあったとみられる。
日米韓の北朝鮮担当高官は電話で協議し、「地域および国際社会の平和と安全を脅かす」と北朝鮮を非難。3カ国の連携を改めて確認した。防衛省によると、航空機や船舶への被害は確認されていない。日本政府は外交ルートを通じ抗議した。
[時事通信社]
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