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トルドー首相が辞任表明=支持率低迷、「最善の選択肢でない」―カナダ

時事通信 / 2025年1月7日 6時52分

 【ニューヨーク時事】カナダのジャスティン・トルドー首相(53)が6日、少数与党・自由党の党首を辞任し、9年余り在任している首相の座から退くと表明した。10月までに予定される総選挙を前に支持率が低迷し、党内外から辞任を求める声が強まっていた。後継の新党首が選出されるまでは首相にとどまる。

 首都オタワで記者会見した。トルドー氏は「この国は次の選挙で真の選択を行うに値する。私が最善の選択肢になり得ないことは明白だ」と説明した。議会を3月24日まで休会とし、その間に党首選を進めるよう指示したという。

 トルドー氏は、カナダの多文化主義の基礎を築いた故ピエール・トルドー元首相の長男。2015年10月の総選挙で大勝し、翌11月にカナダ史上2番目に若い43歳で首相に就任した。

 男女同数の閣僚の任命や難民の積極的な受け入れなどリベラルな政策を進めた。19、21年の総選挙でも勝利したが、少数与党に転落。近年は物価上昇や住宅価格の高騰などで有権者離れが進み、昨年12月にはトランプ次期米大統領への対応を巡り意見が対立した側近閣僚が離反していた。 

[時事通信社]

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