1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

緊密な関係構築を呼び掛け=各国首脳、トランプ氏に祝意

時事通信 / 2025年1月21日 12時46分

 トランプ米大統領就任を受け、各国首脳らは一斉に祝意を表した。「米国第一主義」を掲げ、対立も辞さないトランプ氏だけに、指導者らからは安定的な関係構築を呼び掛ける声が相次いだ。

 ◇欧州

 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長はX(旧ツイッター)で「EUは緊密に協力し、世界的な課題に取り組むことを楽しみにしている。われわれは共通の安全保障を強化できる」と投稿した。

 トランプ氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対し国防費増額を要求している。ルッテ事務総長は「トランプ大統領の再登板で、われわれは防衛のための支出と生産を加速させることができる。NATOを通じ、共に『力による平和』の実現を目指そう」と呼び掛けた。トランプ氏を熱烈に支持してきたハンガリーのオルバン首相はトランプ氏や欧州で台頭する右派と連携し、自国最優先の政策を推進すると改めて表明した。

 ◇米州

 AFP通信によると、トランプ氏から「米国の51番目の州になるべきだ」とやゆされているカナダのトルドー首相は「共に仕事をすればわれわれは最強だ。トランプ大統領との協力を楽しみにしている」とすり寄り。移民問題を巡りトランプ氏から圧力を受けるメキシコのシェインバウム大統領は「いつも対話が役に立つ」とした上で「メキシコ人を守る」と確固たる姿勢を打ち出した。

 ◇ロシア・ウクライナ

 ロシアのプーチン大統領は同国のウクライナ侵攻に関し、トランプ政権との対話にオープンだと強調した上で、「その目標は一時停戦でなく、永続的な和平であるべきだ」と主張。ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ氏を「強い人物」と表現。「真の平和達成に向け米国民と協力する用意がある」と強調し、同氏が削減を示唆する支援の継続を訴えた。

 ◇中東

 イスラエルのネタニヤフ首相はガザ停戦合意に対するトランプ氏の働き掛けに謝意を示し、「残る人質の帰還と(パレスチナのイスラム組織)ハマス壊滅に向けた協力に期待する」と表明した。

 一方、パレスチナ自治政府のアッバス議長はパレスチナ国家樹立を認める「2国家共存」に基づく中東和平の達成に向けて「共に取り組む用意がある」と述べた。

 ◇アジア

 弾劾訴追された韓国の尹錫悦大統領の職務を代行する崔相穆経済副首相兼企画財政相はXに「(韓米)同盟を再び偉大にすることを期待する」と投稿。インドのモディ首相はトランプ氏を「親愛なる友人」と呼んで祝意を表した上で「両国の利益や世界のより良い未来のため、再び緊密に協力することを楽しみにしている」と呼び掛けた。 

[時事通信社]

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください