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ルビオ長官、「米国第一」の関係追求=米中外相会談、互いにけん制―王氏「台湾は中国領」

時事通信 / 2025年1月25日 19時56分

 【ワシントン、北京時事】ルビオ米国務長官と中国の王毅共産党政治局員兼外相は24日、電話会談を行った。ルビオ氏が米国の利益を促進し米国民を第一に考える米中関係を追求すると伝えたのに対し、王氏は「台湾は古来より中国の領土だ」として懸案の台湾問題で譲らない姿勢を強調。互いに自国の利益を訴え、けん制し合う展開となった。

 20日のトランプ政権発足後、米中外相が対話するのは初めて。両国の対立点が改めて浮き彫りになる中、両氏はバイデン前政権から続く意思疎通を維持していく方針を確認した。

 ルビオ氏は、米国が日本など同盟国に責任を負っており、台湾や南シナ海での中国の威圧的な行動に深刻な懸念を抱いていると表明した。中国外務省によると、ルビオ氏はまた「米中関係は21世紀で最も重要な2国間関係であり、世界の未来を決定する」と述べた。

 王氏は「(米中は)相違点を管理し、協力を拡大し、両国関係の安定的発展を推し進めなければならない」と指摘。習近平国家主席が「核心的利益の中の核心」と位置付ける台湾問題を巡っては、米国による台湾への武器売却を念頭に、米側に「慎重な対処」を要求した。 

[時事通信社]

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