性別「Ｘ」パスポート、審査停止＝米新政権、「男女のみ」指針

　【ワシントン時事】米国務省は、性別として男でも女でもない「Ｘ」を選択したパスポートの審査手続きを停止した。米メディアが２４日、伝えた。トランプ大統領が性別を「男と女の二つのみ」とする政府指針を発令したことを受けた措置。

　今後は性別Ｘのパスポートを発給しないが、既にＸで出されたパスポートは引き続き有効という。バイデン前政権は２０２１年、旅券の性別選択肢にＸを新設。出生時の性と性自認が異なるトランスジェンダーなど性的少数派に配慮し、多様性を重視する姿勢を示していた。　

［時事通信社］