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逮捕前、自宅から外出せず=矢口容疑者、捜査恐れたか―長野3人殺傷

時事通信 / 2025年1月28日 4時53分

 長野市のJR長野駅前で男女3人が刃物で刺され、1人が死亡した事件で、女性への殺人未遂容疑で逮捕された無職矢口雄資容疑者(46)が少なくとも24日夕以降、自宅で逮捕される26日朝まで外出していなかったことが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 矢口容疑者が事件後、捜査をかく乱するために見た目を変えていた疑いがあり、長野県警長野中央署捜査本部は、捜査の手が伸びるのを恐れ、外出を避けた可能性もあるとみて調べている。

 捜査関係者によると、24日夕から同容疑者の自宅を監視していたが、26日午前7時10分すぎに自宅で逮捕するまで、外出する様子はうかがえなかった。

 防犯カメラにはひげを生やした男の姿が映っていたが、逮捕時、同容疑者にひげはなく、捜査から逃れるために見た目を変えた可能性もあるという。

 事件は22日午後8時すぎに発生。長野駅前でバスを待つなどしていた3人が次々と刃物で刺され、矢口容疑者は同日中に、現場から東約3キロの自宅に戻ったとみられている。

 捜査本部は、同容疑者の自宅から包丁2本のほか、防犯カメラ映像に映っていたものと特徴が似ているジャンパーや眼鏡などを押収。同容疑者は、襲撃された3人とは面識がなかったとみられており、捜査本部が詳しい動機などの解明を急いでいる。 

[時事通信社]

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