公的資金完済へ、まず1000億円=SBI新生銀、3月末めど―3度目の上場検討
時事通信 / 2025年1月28日 16時37分
SBI新生銀行は28日、3月末までに公的資金約3300億円のうち1000億円を返済すると発表した。残る約2300億円を含め、返済の具体的枠組みに関する国との合意時期も当初の6月からの前倒しを目指す。公的資金の完済に道筋を付け、東証への3度目の上場を検討する。
バブル崩壊に伴う巨額不良債権の処理のため、大手銀行には公的資金が注入された。SBI新生銀は大手行で唯一返済が終わっておらず、完済すれば1990年代後半に始まった金融危機にようやく区切りがつく形になる。
年度内の返済では、親会社のSBIホールディングス(HD)から500億円の出資を受け、自己資金500億円と合わせて資金を調達する。SBI新生銀の株式は、国が政府系の預金保険機構などを通じ計約22.64%保有しており、これを優先株に転換し、優先配当で返済する方向だ。完済のため、SBIHDからの追加出資による原資確保も視野に入れる。
SBI新生銀への公的資金は、同行の前身で98年に破綻した日本長期信用銀行に注入された。2006年と24年に一部を返済し、約3300億円が残る。同様に公的資金を受けた日本債券信用銀行(現あおぞら銀行)などの大手行は返済を終えている。
[時事通信社]
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