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転落運転手の救助難航=新たな陥没、長期化懸念も―埼玉

時事通信 / 2025年1月29日 17時30分

 埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラックが転落した事故で、地元消防などは29日、男性運転手(74)の救助活動を続けた。ただ、すぐ近くで新たな陥没が発生するなど被害が拡大しており、作業は難航している。

 消防などによると、事故は28日午前9時50分ごろ発生。地下にあった下水道管の破損が陥没の原因とみられる。2022年1~2月に県が点検した際は、異常は確認されなかった。

 29日未明から行われたクレーンによるトラックのつり上げ作業中にも、すぐ近くで新たな陥没が発生し、飲食店の看板や電柱が落下するなどした。運転手がいるとみられる運転席部分は土砂に埋まった状態。新たな陥没は、もともとできた陥没現場とつながっているとみられる。

 八潮市は、陥没現場にはガス管が通っているため近隣住民に一時避難指示を出したほか、県も周辺12市町の住民約120万人に下水道の使用を控えるよう要請した。八潮市の一部エリアではインターネットと固定電話の回線が利用できなくなるなど、影響の長期化も懸念されている。 

[時事通信社]

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