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陸自りゅう弾砲、演習場外に着弾か=火薬量誤り、過去に同種事故も―滋賀

時事通信 / 2025年2月4日 15時27分

 陸上自衛隊は4日、滋賀県高島市の饗庭野演習場で行っていた実弾射撃訓練で、りゅう弾砲弾1発が場外に出た可能性があると発表した。着弾場所は確認中だが、仮に場外でも立ち入り禁止区域の山林で、被害はない見通しという。火薬量を誤った疑いが強く、陸自が経緯を調べている。

 陸自によると、同演習場では10日までの日程で射撃演習を実施。3日午後2時40分ごろ、日本原駐屯地(岡山県奈義町)の部隊が演習場で、155ミリりゅう弾砲を発射したが、約4キロ先の的周辺に着弾せず、捜索を始めた。訓練中に撮影した映像を確認したところ、火薬カートリッジを予定の倍量の二つ入れており、このため砲弾の飛距離が伸び、約6.5キロ先の演習場境界を越えた恐れがあることが分かった。

 同演習場では2018年11月と21年6月にも迫撃砲弾が場外に出る事故が発生。21年の事故も火薬量の誤りが原因だった。陸自は同演習場での射撃訓練を当面見合わせるとともに、対策が十分だったか検証する。

 陸自中部方面総監の小林弘樹陸将は「迷惑と心配をかけ申し訳ない。抜本的な再発防止に努める」とコメントした。 

[時事通信社]

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