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「黒塗りせず出して」=上告断念受け原告が会見―文書開示訴訟

時事通信 / 2025年2月6日 19時37分

 森友学園を巡る文書開示訴訟で、財務省の不開示決定を取り消した大阪高裁判決に対し、同省が上告しない方針を明らかにしたことを受け、原告の赤木雅子さん(53)が6日、大阪市内で記者会見した。雅子さんは財務省に対し「黒塗りせずに出してくれたら一番いい。一日でも早く出してほしい」と訴えた。

 代理人の生越照幸弁護士は「開示してもマスキングで真っ黒の状態だと分からない。国側に適切な判断を求めたい」と強調した。

 同学園の問題を巡っては2021年、自殺した同省近畿財務局職員だった夫の俊夫さん=当時(54)=が、国有地売却に関する決裁文書の改ざんに抗議していたことなどを記した「赤木ファイル」が開示された。雅子さんは文書開示訴訟で求めた、同省が検察に任意提出した文書について「夫が(改ざんに)どれだけ反対していたか他に分かるものがあれば、見てみたい」と話した。

 記者会見には、俊夫さんの遺影と自宅でよく使っていた眼鏡を持参。雅子さんは「文書が出たら眼鏡を着けて夫にも読んでほしい」と笑顔を見せた。

 首相就任前の石破茂首相から昨年3月、「真実が明らかになるべきだ」という趣旨のショートメッセージが届いたことがあったと明かした雅子さん。上告断念を聞いた直後、石破氏に「本当にありがとうございます。夫に良い報告ができます。黒塗りのないものを出してほしいです」と送信すると、石破氏からは「ご連絡いただきありがとうございました」とだけ返信があったという。 

[時事通信社]

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