水原被告に禁錮4年9月=大谷選手口座から不正送金―3月24日までに収監・米地裁
時事通信 / 2025年2月7日 9時36分
【サンタアナ(米カリフォルニア州)時事】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳、水原一平被告(40)による巨額不正送金事件で、西部カリフォルニア州の連邦地裁は6日午後(日本時間7日午前)、被告に求刑通り禁錮4年9月の実刑を言い渡した。大谷選手への約1700万ドル(約26億円)の弁済も命じた。野球界のスター選手を巻き込んだ注目の事件は、大きな節目を迎えた。
水原被告は3月24日までに収監のため当局に出頭する。米市民権を持っていないため、刑期を終えた後は日本に強制送還される見込み。
地裁は「(罪状は)深刻だ。被害金額は衝撃的に高い」と指摘。水原被告側が書簡で「生活の困窮からギャンブルに依存した」などと情状酌量を訴えたことについて「ギャンブル依存症や早く罪を認めたことは考慮したが、書簡は重要な事実を排除している」と退けた。言い渡しに先立ち、被告は「大谷氏に心から申し訳なく思う」と謝罪した。一方、検察は言い渡し後の記者会見で「大谷選手は被害者だ。水原被告による単独の犯行だ」と改めて強調した。
水原被告は、大谷選手の専属通訳を務めていた2021年9月から違法賭博を開始。抱えた借金返済のため、同11月~24年3月に計約1700万ドルを大谷選手の預金口座から許可なく送金した上、不正に得た410万ドル(約6億2000万円)を22年分の確定申告で申請しなかったとして、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪に問われた。
疑惑発覚を受け、ドジャースは24年3月に水原被告を解雇。被告側は検察側と司法取引を行い、最長量刑の禁錮33年より大幅に軽い禁錮4年9月の求刑を検察から引き出した。ただ、被告側は先月、「既に評判や経歴が損なわれ、罰を受けている」として禁錮1年6月とするよう求めていた。
[時事通信社]
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