ロシアが米国人解放=トランプ氏、関係再構築に意欲
時事通信 / 2025年2月12日 12時31分
【ワシントン時事】米政府は11日、ロシアで拘束されていた米国人男性が解放されたと発表した。トランプ政権がロシアとウクライナの停戦実現に向けた働き掛けを強める中、解放はロシアのプーチン政権との信頼醸成につながる可能性がある。
トランプ米大統領は11日、ホワイトハウスで記者団に対し、「ロシアから非常に友好的な扱いを受けた」と指摘。「戦争を終わらせることができる関係の始まりとなることを望む」と述べ、対ロ関係の再構築に意欲を示した。
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は声明を出し、「ロシアの誠意の表れで、ウクライナでの悲惨な戦争を終わらせるために正しい方向へとわれわれが進んでいる証しだ」と評価した。
解放交渉には中東問題担当のウィトコフ米特使が関わり、拘束されていた米国人を伴って空路でロシアを出国。11日夜に帰国した。米側が拘束しているロシア人の解放に応じたかどうかは明らかになっていない。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、米高官の訪ロが明らかになったのは2021年11月以来。当時はウクライナ侵攻を阻止するため、中央情報局(CIA)のバーンズ長官がモスクワを訪れた。今回の米ロの協議の詳細は不明だ。
解放されたのは、モスクワで教師をしていたマーク・フォーゲル氏。21年8月、ロシアの空港で大麻を所持した疑いで拘束された。翌年6月に懲役14年の有罪判決を言い渡され収監。国務省は24年12月、フォーゲル氏拘束を「不当」だと認定していた。
[時事通信社]
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