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下水道の利用自粛解除=付近住民「ちょっと安心」―県道陥没・埼玉

時事通信 / 2025年2月12日 20時12分

 埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没し、トラック1台が転落した事故で、県は12日、周辺12市町の住民ら約120万人に要請してきた下水道の利用自粛を解除した。安否不明となっている男性運転手(74)は見つかっていないものの、ポンプ車での排水により下水道管内の水位上昇が抑えられたため。

 大野元裕知事は同日の記者会見で、「本当にありがたい協力をいただいた。一刻も早く復旧、救出に努めさせていただく」と述べた。ただ、大雨などに伴い、再度自粛を求める可能性があるという。

 事故は1月28日午前9時50分ごろ発生。県は復旧に向けて、下水管の迂回(うかい)工事や、管内の運転席部分をつり上げるための地表の掘削作業を進めている。いずれも完了まで3カ月ほどかかる見込み。地盤崩落の危険性があるため、周辺住民の避難は継続される。

 現場近くに住む自営業の50代男性は自粛解除に「シャワーの水を小まめに止めるなどしてきた。ちょっと安心した」と胸をなで下ろした。

 一方、八潮市役所近くでパキスタン料理店を経営するアリ・ズルフィカールさん(55)は「本当に今まで通りに水を使っていいのか心配。節水は続けるつもり」と不安そうな様子。アリさんは「節水のために紙皿や紙コップを用意するなど負担も大きい。事故後2週間の売り上げは、通常よりも65%も減り、何らかの補償もほしい。いつまでこの状況が続くのか不安だ」と憔悴(しょうすい)しきった様子で語った。 

[時事通信社]

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