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新型コロナへの有効性検証中の抗マラリア薬、インドが輸出を禁止

ロイター / 2020年3月25日 15時11分

<description role="descRole:caption"> 3月25日、インド政府は25日、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」とその製剤の輸出を禁止すると発表した。写真はヒドロキシクロロキンが新型コロナによる病気に効果があるかを検査する研究者。ミネソタ州 ミネアポリスで19日撮影(2020年 ロイター/Craig Lassig) </description>

[ニューデリー 25日 ロイター] - インド政府は25日、抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」とその製剤の輸出を禁止すると発表した。

ヒドロキシクロロキンは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の治療に有効かどうか治験が行われている。

米医療薬剤師会(ASHP)は今週、ヒドロキシクロロキンが不足していると明らかにしていた。

インド医薬品輸出促進協議会のディニッシュ・デュア会長はロイターに対し、「クロロキンは特定の患者に毒性があると示されている」と指摘、「同薬の有効性を証明する包括的なデータはないため、慎重に事を進める必要がある」との見方を示した。

同協議会によると、インドでは同薬は不足していないが、製薬会社が深刻な人材不足に陥っているという。

インド政府は24日、新型コロナ感染拡大を受け、21日間の外出禁止令を発令した。

デュア氏は「全土封鎖の影響で従業員が出社を希望しないため、業務継続が不可能になっている」と述べた。

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