独GDP改定値、第1四半期は前期比-2.2%・前年比-1.9% 景気後退入り
ロイター / 2020年5月25日 17時35分
ドイツ連邦統計庁が発表した第1・四半期のGDP改定値は前期比2.2%減、前年比1.9%減となった。写真は2019年11月、ハンブルクの港湾施設で撮影(2020年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 25日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前期比2.2%減、前年比1.9%減となった。いずれも速報値から変わらなかった。
前期比の減少率は2009年以来の大きさ。1990年の東西ドイツ統一以降では2番目の大きさとなった。2019年第4・四半期は0.1%減だった。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で設備投資や個人消費、輸出が落ち込み、ドイツ経済はリセッション(景気後退)に陥った。
設備投資は前期比6.9%、個人消費は3.2%、輸出は3.1%、それぞれ減少した。
個人消費は第1・四半期のGDPを1.7%ポイント、貿易(ネットベース)は0.8%ポイント、それぞれ押し下げた。
国内生産全体の約1割を占め、最大の雇用部門となっている建設セクターの投資は4.1%増。四半期成長率に対する寄与度は0.4%ポイントとなった。
政府支出は0.2%増だった。
エコノミストは第2・四半期について、GDPがさらに落ち込むと予想。これは3月半ばに導入された新型コロナに伴う制限措置の影響が一層表れるためだ。
INGのユーロ圏担当チーフエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は「第1・四半期は『ほんの』2週間のロックダウン(都市封鎖)と、アジアでのロックダウンによるサプライチェーンの混乱によるもので、第2・四半期のさらに大きな不振を予想するのに分析力はあまり必要ない」と述べた。
この記事に関連するニュース
-
【経済予測】IMFによる〈日本の24暦年実質GDP成長率見通し〉は+0.7%へ。前回発表から下方修正されるも「まだ高すぎ」【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月24日 7時0分
-
中国GDP、第2四半期は前年比+4.7%に鈍化 消費振るわず
ロイター / 2024年7月15日 15時2分
-
実質GDP「年率2.9%減」…異例の同時発表となった「日銀短観(6月調査)」と「GDP統計(1~3月期GDP改定値)」の要点【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月2日 7時0分
-
1-3月期実質GDP、前期比年率2.9%減に下方改定 建設統計修正で
ロイター / 2024年7月1日 10時6分
-
アルゼンチン、第1四半期のGDP成長率は前年同期比マイナス5.1%(アルゼンチン)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月27日 0時50分
ランキング
-
1「トヨタが日本を見捨てたら、日本人はもっと貧しくなる」説は本当か
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 6時20分
-
2「平気でウナギを食べる人」が知らない資源の実態 ウナギをいつまでも食べ続けるためには
東洋経済オンライン / 2024年7月24日 11時30分
-
3ドンキの「着るクーラー」昨対比3倍以上の売れ行き、人気のワケは?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月24日 11時36分
-
4普通免許OKのトラック=運転手不足に対応―いすゞ
時事通信 / 2024年7月24日 15時56分
-
5危険な暑さ…千葉で39度も 「長袖」で対策? 直射日光防ぎ、「冷感」「放熱」猛暑対策に特化【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 23時6分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)