ＵＢＳ、グローバル・ファイナンス・チームを創設

５月２５日、スイスの金融大手ＵＢＳは、新たなグローバル・ファイナンス・チームを創設したことを明らかにした。写真はUBSのロゴ。バーゼルで３月撮影（２０２０年　ロイター/Arnd Wiegmann）

［ニューヨーク　２５日　ロイター］ - スイスの金融大手ＵＢＳ は２５日、新たなグローバル・ファイナンス・チームを創設したことを明らかにした。部門横断型の組織とし、より迅速かつシンプルに顧客にサービスを提供する。

新チームのトップには、今年１１月にＵＢＳに移籍するレミ・メネソン氏が就任する。新チームは同社の共同プレジデント４人の直属となる。

ロイターが入手した社内文書で明らかになった。同社も社内文書の内容を確認した。

新チーム創設の狙いの１つは、各国のウエルスマネジメント、インベストメント・バンク・ファイナンス、リスク・マネジメント部門を１つのチームの傘下に収め、従業員の協力を強化することにある。

また事業を展開している地域で同社のファイナンス能力を高め、商品の拡充を通じて様々な顧客の資金調達ニーズに対応する。

投資銀行部門の共同プレジデント、ロブ・カロフスキー氏は「効率化につながる。すべてのタイプの融資、企業向けデリバティブ、ストラクチャード・ファイナンスをこの１つのチームで提供できる。あらゆる顧客のニーズをローカル、グローバルのレベルで組織的に満たすグローバルなチームだ」と述べた。

メネソン氏はクレディ・スイス からＵＢＳに移籍する。以前はドイツ銀行 に勤務していた。

新チームは当初、同社のストラクチャード・エクイティ・ソリューション・グループとスペシャル・シチュエーション・グループを通じて開発するストラクチャード・ソリューションと企業向けデリバティブに軸足を置く。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)