コロナワクチン、開発推進団体が量産体制の準備急ぐ
ロイター / 2020年6月25日 11時21分
6月24日、官民連携でワクチン開発を推進する国際団体「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」のトップは、新型コロナウイルスのワクチンが開発された場合、年間40億回分のワクチンを生産するため、製造業者との協力を進めていると明らかにした。写真はテキサス州ヒューストンの医療関係者。22日撮影(2020年 ロイター/Callaghan O'Hare)
[シカゴ 24日 ロイター] - 官民連携でワクチン開発を推進する国際団体「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」のトップは24日、新型コロナウイルスのワクチンが開発された場合、年間40億回分のワクチンを生産するため、製造業者との協力を進めていると明らかにした。
CEPIのトップ、ジェームス・ロビンソン氏がロイターとのインタビューで述べた。
CEPIは、各国政府や米ビル&メリンダ・ゲイツ財団などから集めた資金を、民間企業や研究機関の新型コロナのワクチン開発に提供している。
米バイオ企業のイノビオ・ファーマシューティカルズ
ワクチン開発が成功した場合、すぐに量産して各国に平等に供給できるよう体制を整えているという。
ロビンソン氏は、1つのワクチンにつき、2─3カ所の製造拠点を設けるほか、各国に出荷するため8─10の地域供給拠点を設置する計画だと説明した。
生産体制を整えるため、200以上のバイオ医薬品企業やワクチン生産会社と協力していると述べ、「大半の人は、年間40億回分のワクチン生産は不可能だと思っているが、私は可能だと思う」と語った。
一方で、新型コロナのワクチン開発により、発展途上国などで必要とされる他のワクチン開発に影響が及ぶことがないようにしているとした。
この記事に関連するニュース
-
武見敬三厚生労働大臣に対し、グローバルヘルス分野における日本のODA支出拡大を要請
PR TIMES / 2024年7月7日 23時40分
-
アングル:忍び寄る「ヒトからヒト」へ、科学者が恐れる鳥インフルの変異
ロイター / 2024年7月6日 8時6分
-
コロナワクチン特許訴訟、ファイザーとモデルナともに一部勝訴
ロイター / 2024年7月2日 19時53分
-
米、約50の団体・個人に制裁 イラン軍を資金支援
ロイター / 2024年6月26日 4時4分
-
アイルランドの国立バイオプロセッシング研究研修所(NIBRT)ダブリンにある先進治療施設の拡張工事の完了を発表
PR TIMES / 2024年6月25日 0時40分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください