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原油先物は下落、新型コロナや在庫増加を懸念

ロイター / 2020年6月25日 12時30分

 6月25日、アジア時間の原油先物は小反発。前日は新型コロナウイルスの感染再拡大で燃料需要の回復が遅れるとの懸念から5%超の大幅安となっていた。写真はテキサスで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[メルボルン/シンガポール 25日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。前日も5%以上値下がりした。米原油在庫が過去最高を記録したことが嫌気されているほか、新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、燃料需要の回復が遅れるとの懸念が浮上している。

0245GMT(日本時間午前11時45分)時点で、米WTI原油先物 は0.26ドル(0.7%)安の1バレル=37.75ドル。前日は2.36ドル下げていた。

北海ブレント先物 は0.30ドル(0.7%)安の40.01ドル。前日は2.32ドル安だった。

24日の下げは、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間統計で米原油在庫が140万バレル増加し、3週間連続で過去最高を記録したことなどが重しとなった。

ただ、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の商品リサーチ責任者ラクラン・ショー氏は、EIAの統計ではガソリン供給が9%増加し、ガソリン在庫が170万バレル減少するなど、ガソリン需要の改善も示されたと指摘した。

一方、米国の複数の州で新型コロナの感染第2波を巡る懸念が高まっているほか、南米や南アジアでも感染者が急増しており、燃料需要の回復を抑制するとの見方もある。

アクシコープの市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は、グーグルの移動データではテキサス州やフロリダ州で運転が減っていることが示され、カリフォルニア州でもそうした傾向がある程度見られるとした。

オーストラリアのカンタス航空は、国際旅客便の需要回復が早くても来年7月以降になるとの見通しを示しており、燃料需要に対する懸念が強まっている。

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