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シンガポールの通信大手、5G基幹網構築でファーウェイ選定せず

ロイター / 2020年6月25日 16時5分

 6月25日、シンガポールの通信大手は、第5世代(5G)の基幹通信網の構築でノキアとエリクソンを選定し、華為技術(ファーウェイ)との契約を見送った。写真はノキアのロゴ、3月2日にフィンランドで撮影(2020年 ロイター/Lehtikuva/Markku Ulander via REUTERS)

[シンガポール 25日 ロイター] - シンガポールの通信大手は、第5世代(5G)の基幹通信網の構築でノキア とエリクソン を選定し、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]との契約を見送った。

シンガポールの主要貿易相手国である米国と中国は、ファーウェイを巡って対立している。

シンガポール政府は通信会社に対し、セキュリティーなど様々な面で条件を満たせば、独自に契約先を選定できるとしていた。

M1とスターハブ の合弁通信会社は、無線アクセスネットワークの構築にノキアを選定したと発表。コアネットワークとミリ波ネットワークの優先サプライヤーもノキアとした。

ネットワークの他のパーツについては、ファーウェイと中興通訊(ZTE)<000063.SZ>との契約を模索中としている。

シンガポール・テレコム は、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、ミリ波ネットワークの構築でエリクソンと交渉することを決めたと発表した。

イスワラン情報通信相は「いかなるベンダーも排除しなかった」と表明。セキュリティー、耐性、パフォーマンスを重視するよう求めたと述べた。

同相は、シンガポール国内で5G網を構築できるオーストラリアのTPGテレコム について、ファーウェイと契約することが可能だと述べた。

ファーウェイのコメントは取れていない。

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