米一部地域で再封鎖の公算、Ｖ字回復なお想定＝カドロー氏

米国家経済会議（ＮＥＣ）のカドロー委員長は２５日、各地で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、一部地域ではロックダウン（都市封鎖）措置が再導入される公算が大きいとしつつも、全米レベルでの封鎖はないとの認識を示した。５月撮影（２０１９年　ロイター/Kevin Lamarque）

［ワシントン　２５日　ロイター］ - 米国家経済会議（ＮＥＣ）のカドロー委員長は２５日、各地で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、一部地域ではロックダウン（都市封鎖）措置が再導入される公算が大きいとしつつも、全米レベルでの封鎖はないとの認識を示した。

カドロー氏はＦＯＸビジネス・ネットワークとのインタビューで「特定の地域や店舗など、個別の封鎖措置が実施される可能性があり、われわれは注視している」と語った。

記者団に対しても「（コロナ感染の）ホットスポットが出てくることに疑問の余地はない」と述べた。

ロイターの集計によると、２３日時点の米国内の新規感染者数は約３万６０００人と、４月下旬以降で最多を記録し、過去２番目の水準に達した。

米景気回復見通しについて、カドロー氏は「力強いＶ字回復」を引き続き想定しているとし、第３および第４四半期の成長率は２０％に達し、年末時点の失業率は１０％近辺に改善すると予想した。