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前場の日経平均は続騰、コロナショック直前の水準まであと一歩

ロイター / 2020年8月25日 12時11分

 8月25日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比392円96銭高の2万3378円47銭となり、続騰した。都内で3日撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 25日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比392円96銭高の2万3378円47銭となり、続騰した。世界的な新型コロナウイルスワクチンの開発期待によるリスクオンの流れに乗り、幅広く物色されている。

日経平均は8月14日の戻り高値2万3338円79銭を更新するなど上値追いに弾みをつけ、コロナショック直前の水準である2月21日終値2万3386円76銭の回復まであと一歩に迫った。

24日の米国株式市場は続伸し、S&P総合500種指数<.SPX>とナスダック総合指数<.IXIC>は前営業日に続き、終値で最高値を更新。新型コロナ治療への期待が追い風となった。 ダウ平均株価<.DJI>も続伸し、1.35%高となった。

米食品医薬品局(FDA)が新型コロナ感染症から回復した人の血漿(けっしょう)を使った治療法の緊急使用を許可したことを受け、株価は世界的に上昇。また、トランプ政権が英アストラゼネカ とオックスフォード大が開発するコロナワクチンの緊急使用を許可することを検討しているとの報道も材料視された。

これらを受けて日本株も朝方から上昇。ワクチン開発への期待感に加え、国内でも感染者数が落ち着いてきたことから、世界的なリスクオンの流れに乗る格好となり、幅広く物色された。

東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は「こうなってくると日本株の出遅れが顕著となり、海外勢も持たざるリスクから日本株を買わざるを得なくなってくる」と指摘していた。

TOPIXは1.51%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆0358億8500万円と前場段階で1兆円を超えた。東証33業種では、空運業、繊維、保険業などの上昇が目立ち、値下がりしたのは、その他製品、精密機器の2業種のみだった。

個別では、トヨタ自動車<7203.T>をはじめ主力の輸出関連株が総じてしっかり。指数寄与度が大きいファーストリテイリング<9983.T>も大幅上昇となった。半面、このところ騰勢を強めていた任天堂<7974.T>が反落した。

東証1部の騰落数は、値上がりが1706銘柄、値下がりが396銘柄、変わらずが69銘柄だった。

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