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中国アント、香港と上海「科創板」での同時上場を申請

ロイター / 2020年8月25日 23時53分

中国電子商取引大手アリババ・グループ傘下の金融会社アント・グループは25日、香港証券取引所と上海の中国版ナスダック「科創板」の両方での新規株式公開(IPO)を申請した。浙江省杭州で2018年1月撮影(2020年 ロイター/Shu Zhang)

[25日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ・グループ 傘下の金融会社アント・グループは25日、香港証券取引所と上海の中国版ナスダック「科創板」の両方での新規株式公開(IPO)を申請した。資金調達額は最大300億ドルと、世界最大規模になる可能性がある。

香港証取と上海「科創板」への同時上場は初めて。仮目論見書にはIPOの規模や時期などの詳細は記されていない。

アントは詳細についてコメントを控えた。

関係者は以前、アントが10月にも同時上場を行い、200億ドル以上の資金調達を計画していると述べていた。時価総額は2000億ドル超になる見込みという。

複数の関係者は今週、市況次第で資金調達額は300億ドルに達する可能性があるとした。実現すれば、昨年12月に上場したサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>の調達額である294億ドルを上回り、過去最高となる。

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