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JPモルガン、資産運用事業の管理体制不備巡り2.5億ドル支払い

ロイター / 2020年11月25日 14時10分

 11月24日、米通貨監督庁(OCC)は、金融大手JPモルガン・チェースが富裕層向けを含む資産運用事業のリスクなどの管理体制の不備を巡り、2億5000万ドルの制裁金支払いに合意したと明らかにした。写真はニューヨークで2017年1月撮影(2020年 ロイター/Stephanie Keith)

[ワシントン 24日 ロイター] - 米通貨監督庁(OCC)は24日、金融大手JPモルガン・チェースが富裕層向けを含む資産運用事業のリスクなどの管理体制の不備を巡り、2億5000万ドルの制裁金支払いに合意したと明らかにした。過去2カ月弱で2度目の高額な罰金支払いとなる。

OCCは、JPモルガンのリスク管理関連の慣行に「不備があり、利益相反を回避するために十分な管理が欠如していた」と指摘した。同社は既に問題を是正したという。

同社の広報担当は文書で「全事業分野で各分野の最高水準の管理を実現することに当社はコミットしており、今回特定された問題に対処するため、過去数年に多額の投資を行い、管理基盤を強化してきた」と述べた。

OCCによると、JPモルガンの富裕層向けを含む資産運用事業は世界で最も大規模で複雑な部類に入っており、受託資産は1兆3000億ドルに上り、非受託で資産を保管し管理するカストディ業務の資産は27兆8000億ドルあるという。資産受託業務の顧客にはさまざまな投資商品を通じて多様な投資戦略を提供している。

ただ、資産受託業務の運用・管理体制は何年にもわたり脆弱なままで、これら業務に関する監査制度や内部統制も不十分だったとした。

JPモルガンは今年9月、貴金属先物取引などで不正に価格操作したことを認め、制裁金など9億2000万ドル余りの支払いに合意した。

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