FRB当局者、長期金利上昇の懸念打ち消し 静観の構え
ロイター / 2021年2月26日 6時14分
米連邦準備理事会(FRB)当局者らは25日、最近の長期金利の上昇は新型コロナウイルスワクチンの普及などに伴う景気回復への楽観的な見方を反映したものだとし、懸念の打ち消しに努めた(2021年 ロイター/Leah Millis)
[25日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)当局者らは25日、最近の長期金利の上昇は新型コロナウイルスワクチンの普及などに伴う景気回復への楽観的な見方を反映したものだとし、懸念の打ち消しに努めた。
10年債利回りはこの日1年ぶりに1.5%を突破。昨年8月以降で3倍の高さに達した。株式市場ではダウ工業株30種が500ドル超値下がりした。
カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は「(長期金利の上昇は)回復の強さに対する楽観的な見方を反映している公算が大きく、成長見通し改善に向けた勇気づけられる兆候と受け止められる」と指摘。さらに、連邦準備理事会(FRB)が金利上昇に対応する必要はないと明言した。
また「新型コロナと経済の見通しを巡り、連邦公開市場委員会(FOMC)は忍耐強く対応する」とし、「失業が高止まりし、インフレが目標を下回る中、見通しを巡る不確実性が高い状況を踏まえると、緩和措置の解消について討議するのは尚早だ」と強調した。
アトランタ地区連銀のボスティック総裁は、米国債利回りがこのところの上昇にもかかわらずなお低水準にあるとした上で「現時点では懸念していないが注視し続ける」と表明。ジョージ総裁と同様、FRBによる対応は不要と語った。
セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米成長の加速やインフレ上昇見通しを踏まえ、最近の米10年債利回りの上昇は「妥当な」反応で、これまでのところ「良好な兆候」と述べた。
ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、政府の強力な財政刺激策とコロナワクチン接種の進展で米経済が押し上げられ、成長が数十年ぶりの大きさになる可能性があるとの見方を示した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
2キオクシアHD、1200億円の融資枠設定=三重・岩手の投資に活用
時事通信 / 2024年9月20日 22時41分
-
3漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
4ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
5“推しスーパー”投票 総合1位は「ヤオコー」 魚部門、品揃え部門、サービス部門も決定 それぞれの特色も【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月20日 22時47分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください