印パ両軍、停戦順守で合意 共同声明発表
ロイター / 2021年2月26日 2時53分
[ニューデリー 25日 ロイター] - インド軍とパキスタン軍は25日、両国が領有権を争うカシミール地方での停戦順守で合意したとする共同声明を発表した。
核保有国である両国は2003年にカシミール地方の「管理ライン(LOC)」を境界とする停戦で合意した。ただここ数年は停戦違反が続いており、近辺の住民が死傷するケースが増えている。
インドとパキスタンは共同声明で「両国は全ての合意を厳守することで妥結した。停戦ラインや周辺での停戦順守は2021年2月24/25日の深夜から実施する」とした。「互いに有益であり持続可能な和平を停戦ライン近辺で実現するために両軍トップは、平和を乱し暴力につながる可能性のある中核的な問題点や懸念事項を互いに話し合うことで合意した」と述べた。
パキスタン軍の関係筋によると14年以降、停戦違反が増えており、300人近くの民間人が死亡した。
カシミール地方は、長年にわたり、近隣諸国にとって対立の舞台となってきた。インド政府が19年8月にジャム・カシミール州の自治権を廃止し、同州を二つの連邦管轄地域に分割したことをきっかけに再び緊張が高まった。
ジャム・カシミール州の政治家、Mehbooba Mufti氏はツイッターで「国境やジャム・カシミール州で果てしなく続く暴力と流血を両国が終わらせたいのであれば対話しか方法はない」と述べた。
この記事に関連するニュース
-
クアッド首脳が共同声明を発表 南シナ海問題で名指し避けつつ中国の危険操船を「非難」
産経ニュース / 2024年9月22日 10時47分
-
カシミールで議会選投票=州廃止後初、パキスタンとの係争地―インド
時事通信 / 2024年9月18日 17時42分
-
米大統領選、ハリス優勢とまではいえない
Japan In-depth / 2024年9月17日 23時0分
-
もうすぐGDP世界3位になる「大国インド」の実情 ヒンドゥー・ナショナリズムが台頭する背景
東洋経済オンライン / 2024年8月27日 9時0分
-
プーチンに背を向けウクライナに味方したモディの計算
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月26日 18時1分
ランキング
-
1イスラエル、レバノン市民に電話で退避警告 国営通信社
AFPBB News / 2024年9月23日 18時31分
-
2イスラエル「次の段階計画」ヒズボラ「新たな段階に」攻撃の応酬続く
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月23日 16時51分
-
3柘植外務副大臣、中国次官会談「真相解明と説明を」 反日的SNS投稿の取り締まり求める
産経ニュース / 2024年9月23日 17時20分
-
4中国、イスラエル滞在の自国民に「早急の」退避呼びかけ
AFPBB News / 2024年9月23日 17時46分
-
5中国「愛国ビジネス」暴走、日本人襲撃...中国政府は止められないのか
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月23日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください