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中国の佳兆業、オフショア債券の満期延長を提案 4億ドル相当

ロイター / 2021年11月25日 13時30分

信用不安に陥っている中国の不動産開発会社、佳兆業集団は25日、債券保有者に対し、既存の債券を満期が延長された新しい債券と交換するオプションを提案していると発表した。写真は、同社のロゴ。2015年2月17日に上海で撮影。(2021年 ロイター/Carlos Barria)

[香港 25日 ロイター] - 信用不安に陥っている中国の不動産開発会社、佳兆業集団は25日、4億ドル相当のオフショア債券について、満期を1年半延長することを目指していると発表した。デフォルト(債務不履行)を回避し、流動性危機を解決するための取り組みの一環。

当局への提出文書によると、債券保有者の少なくとも95%がこの提案を受け入れた場合、12月7日満期のオフショア債(利率6.5%)を同じ利率で2023年6月6日満期債と交換する方針。

国内不動産開発会社で中国恒大集団に次いで大きなオフショア債務を抱える佳兆業は、11月11日と12日が期限だった総額8840万ドルの利払いを見送り、30日の猶予期間に入っている。

今月5日から売買停止となっていた同社株は25日、取引を再開。債務問題解決に向けた同社の取り組みが好感され、午前終盤時点で19%上昇している。

佳兆業は資金調達環境の急激な悪化により、今後の満期に対応する資金源が限られていると指摘。提出文書で「交換提案と同意勧誘がうまく完了しない場合、12月7日の満期時に既発債を償還できない可能性があり、別の債務再編策を検討する可能性がある」と説明した。

流動性を高めるために不動産プロジェクトやその他の優良資産の売却加速を目指すとも表明した。

10月と11月の期限に実行できなかった総額15億元(2億3480万ドル)の国内理財商品の支払いについては、11億元の返済措置を実施し、残りに関して投資家と交渉中であることを明らかにした。

また、「グループの一部メンバー」が銀行ローンやその他の借り入れを含む金融契約の返済義務を果たしておらず、全体的な返済計画を策定していると説明した。

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