原油先物は小幅安、来週のOPECプラス会合に注目
ロイター / 2021年11月25日 12時17分
11月25日、原油先物は小幅安。主要消費国による石油備蓄放出に対する主要産油国の対応に注目が集まっている。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2021年 ロイター/Drone Base)
[メルボルン 25日 ロイター] - 25日の原油先物は小幅安。主要消費国による石油備蓄放出に対する主要産油国の対応に注目が集まっている。
0201GMT(日本時間午前11時01分)時点で、米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.09ドル(0.1%)安の1バレル=78.30ドル。24日は0.11ドル安だった。
北海ブレント原油先物は0.05ドル安の1バレル=82.20ドル。24日は0.06ドル安だった。
フィッチのアナリスト、ジェイク・レイビー氏はノートで「戦略石油備蓄(SPR)の協調放出は関係国にとっては短期的な政治的勝利となるかもしれないが、原油ファンダメンタルズに持続的な影響があるとは見ていない」と指摘した。
アナリストらによると、米エネルギー情報局(EIA)の24日のデータではガソリンと留出油の在庫が予想以上に減少。一方、原油在庫は増加した。
キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、キエラン・トンプキンス氏はノートで「しかし、より大きな状況は石油製品需要が引き続き堅調で、タイト化する市場にさらなる圧力となっていることだ」と指摘した。
来週に開かれる石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の次回会合に注目が集まっている。
ライスタッド・エナジーのアナリスト、ルイス・ディクソン氏は電子メールによるコメントで「石油輸入国による大胆な行動はOPECプラスが12月2日の次回会合で供給政策を下向きに調整する可能性を大いに高めた」との認識を示した。
OPECプラス関係筋は24日、原油増産を一時停止する協議は今のところ行っていないと述べた。
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