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ディスコの今期、5割増の過去最高益見通し 制約は人不足

ロイター / 2022年1月25日 18時14分

半導体製造装置のディスコは25日、2022年3月期の連結営業利益が833億円になる見通しだと発表した。資料写真、12インチウエハ、台湾の半導体工場、2007年1月(2022年 ロイター/Richard Chung)

[東京 25日 ロイター] - 半導体製造装置のディスコは25日、2022年3月期の連結営業利益が前年比56.9%増の833億円と過去最高を更新する見通しだと発表した。半導体のおう盛な需要が続く中、高水準の受注が続いている。部材価格の上昇は販売価格の引き上げでカバーしているが、生産人員の不足が制約要因になっている。

今年度初めて開示した通期予想は、売上高が同32.9%増の2431億円、経常利益が同57.0%増の842億円、純利益が同54.0%増の602億円といずれも過去最高となる。営業利益はIBESがまとめたアナリスト18人のコンセンサス予想808億円を上回った。年間予想配当額も717円と過去最高。

10─12月期の受注高は約800億円。未出荷残高は686億円とともに依然として高水準となっている。脱炭素の流れの中、省エネ関連製品のパワー半導体などの需要が引き続き強い。「従来、コスト低減要求が強かった顧客も、納期を優先する姿勢に変わった」(IR室)という。

部材価格の上昇はあるが、影響は限定的で販売価格の上昇でまかなえている。生産の制約要因となっているのは人員不足だ。「採用も行っているが、感染対策で工場のブース内に移動が固定される作業員が出るなど効率面でも影響が出ている」(同)という。

4─12月期の連結営業利益は同72.5%増の632億5000万円だった。同社が事前に出していた予想を約44億円上振れた。

1─3月期は売上高が628億円、営業利益が200億円と第2、第3・四半期よりもペースが落ちる見通しとなっているのは為替の影響が大きい。前提レートを1ドル113円から105円に修正。ドルの為替感応度は年換算で約12億円となっている。

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