米大手百貨店、顧客向けクレジットカードで返済遅延が増加
ロイター / 2023年8月25日 9時46分
8月24日、メ―シーズやノードストロームを含む米大手百貨店は、顧客向けに発行するクレジットカードで返済遅延が増えていることを明らかにしており、収益を圧迫するリスクとして浮上している。写真はメーシーズの店舗。2020年12月、ニューヨークで撮影(2023年 ロイター/Jeenah Moon)
[24日 ロイター] - メ―シーズやノードストロームを含む米大手百貨店は、顧客向けに発行するクレジットカードで返済遅延が増えていることを明らかにしており、収益を圧迫するリスクとして浮上している。
メ―シーズの幹部は22日、返済遅延の増加により第2・四半期のクレジットカード収入が1億2000万ドルと、前期から8400万ドル減少したと述べた。
ノードストロームのクレジットカード収入は今年上半期に10%増加したが、幹部らは支払い延滞が新型コロナウイルス禍前の水準を超え、下期から2024年にかけて貸倒損失が増加する可能性があると警告した。
米コールズは23日の電話決算会見で、第2・四半期にクレジットカード事業などで構成する「その他収入」が3%減少したと発表。
米百貨店はポイント付与などの特典がある顧客向けクレジットカードを長い間提供してきた。しかし、信用情報を専門にするコンサルタントのジョン・ウルツハイマー氏によると、これらのカードは一般的なクレジットカードよりも総じて金利が高く、利用限度額が低く設定され、リスクが高いという。
セントルイス地区連銀の経済統計サイト(FRED)のエコノミストは、返済率の低下は「消費が弱くなりつつある初期兆候」の可能性があると指摘した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
112月末まで!今年の「ふるさと納税」注意したい点 定額減税の影響は? 申し込む前に要チェック
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 13時0分
-
2女川原発、営業運転を再開=福島第1と同型で初―東北電力
時事通信 / 2024年12月26日 18時46分
-
3なぜスターバックスの「急激な拡大」は失敗に終わったのか…成長を一直線に目指した企業の末路
プレジデントオンライン / 2024年12月26日 15時15分
-
4昭和的「日本企業」は人事改革で解体される? 若手社員への配慮と、シニアの活性化が注目される背景
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年12月26日 5時55分
-
5焦点:日産との統合、ホンダから漏れる本音 幾重のハードル
ロイター / 2024年12月26日 14時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください