仏上院選、右派が過半数維持 極右は予想上回る3議席

フランス上院の約半数を改選する選挙が２４日実施され、共和党などで構成する右派が過半数議席を維持した。マリーヌ・ルペン党首（写真）率いる極右政党、国民連合（ＲＮ）は予想を上回る３議席を獲得した。７月撮影（２０２３年　ロイター/Stephanie Lecocq）

[パリ　２４日　ロイター］] - フランス上院の約半数を改選する選挙が２４日実施され、共和党などで構成する右派が過半数議席を維持した。マリーヌ・ルペン党首率いる極右政党、国民連合（ＲＮ）は予想を上回る３議席を獲得した。

上院選は市長や地方議員らを選挙人とする間接選挙。国民連合の議席確保は、先の地方選における善戦が時間差で反映された面が大きく、必ずしも今後の選挙の行方を占うものではない。

フランス上院は下院に比べて法案成立への影響力が小さい。しかし下院では、最大野党であるマクロン大統領の与党「再生」が昨年６月に過半数を失ったため、歩み寄りを必要とする場面で上院の影響力が相対的に強まっている。