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香港銀行間金利、16年ぶり高水準 米利上げ観測や中国から資金流出

ロイター / 2023年9月25日 16時14分

[シンガポール 25日 ロイター] - 短期の香港銀行間取引金利(HIBOR)が25日の取引で16年ぶりの高水準に上昇した。米追加利上げ観測や中国からの資本流出で資金需給が引き締まっている。

翌日物HIBORは67ベーシスポイント(bp)近く上昇し5.75%強と、LSEGのデータが遡れる2006年以来の高水準。1週間物と2週間物物は16年ぶりの高水準となった。

1カ月物と3カ月物も上昇し、8月初旬以来の高水準。

香港ドルは米ドルとのペッグ制を採用しており、香港の金利は米国の金利に連動する傾向がある。

香港では銀行間の流動性を示すアグリゲートバランス(決済性預金残高)が450億香港ドルを割り込み、08年以来の低水準となっている。

新型コロナウイルス後の中国経済の回復が投資家の期待に届いていないため、香港を通じて中国から資金が流出している。

ナティクシスのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、アリシア・ガルシア・エレロ氏は「香港からの資金流出が続き、米連邦準備理事会(FRB)は利上げを継続している。こうした諸々の要因で非常に高いHIBORを説明できる」と述べた。

香港ドルは1ドル=7.75─7.85香港ドルの取引バンド内でドルに連動するペッグ制を採用。25日は1週間ぶり高値の7.8152香港ドルに小幅上昇した。

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