アップルのインド契約工場、火災でｉＰｈｏｎｅ組み立て2日間停止

　関係筋によると、米アップルのサプライヤーである台湾の和碩聯合科技（ペガトロン）は２５日、インド南部の施設でｉＰｈｏｎｅの組み立てを一時停止した。チェンナイで３月撮影（２０２３年　ロイター／Praveen Paramasivam）

Praveen Paramasivam

［チェンナイ　２５日　ロイター］ - 関係筋によると、米アップルのサプライヤーである台湾の和碩聯合科技（ペガトロン）のインド南部チェンナイ近郊の工場で２４日夜に火災が発生し、２５日にｉＰｈｏｎｅの組み立てを一時停止した。関係筋によると、２６日も組み立てを停止する見込みでペガトロンは組立作業員に対し２６日に出勤しないように指示した。ただ作業員にこの指示の理由は伝えられていないという。

関係者はまた、ペガトロンが２５日の全てのシフトを中止したと述べた。

ペガトロンはロイターに対し、工場の電気設備のショートで火災が発生したと説明した。業績や操業に重大な影響はないとしている。

「負傷者はおらず、その他資産の被害はない。関係当局が原因を調査中」と述べた。

調査会社カウンターポイントによると、ペガトロンは現在、年間ベースでインドのｉＰｈｏｎｅ生産の１０％を担当している。