米高官アルメニア入り、停戦後初 パートナーシップ確認へ
ロイター / 2023年9月26日 3時9分
アゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフからアルメニア系住民が脱出を始める中、サマンサ・パワー国際開発庁長官ら米政権高官が25日にアルメニア入りすることが分かった。アルメニア・ゴリスで25日撮影(2023年 ロイター/Irakli Gedenidze)
Daphne Psaledakis
[ワシントン/モスクワ 25日 ロイター] - 旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアの係争地ナゴルノカラバフからアルメニア系住民が脱出を始める中、サマンサ・パワー国際開発庁(USAID)長官ら米政権高官が25日にアルメニア入りした。先週の停戦後、米高官による初めてのアルメニア訪問となる。
米政府当局者によると、パワー氏はアルメニア政府高官との会談で米国のアルメニアとのパートナーシップを確認し、ナゴルノカラバフのアルメニア系住民を巡る人道危機への対応策を協議する。
USAIDは声明で「米国はナゴルノカラバフの人道状況を巡る報告を深く憂慮しており、国際的な人道支援組織のアクセスが妨げられることなないよう求めている」とした。
アルメニア政府によると、アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフから脱出しアルメニアに到着した避難民は少なくとも6650人超に達した。
アルメニアのパシニャン首相は24日、国民に向けた演説で、ロシアが危機の回避に支援を提供しなかったことに失望したとし、アルメニアは安全保障上の同盟関係を変更しなければならないとの考えを示した。
これに対しロシア外務省は鋭く反論。「アルメニアの指導者が自国を西側諸国の地政学的な取引の人質にしながら、何世紀にもわたる多面的なロシアとの結びつきを意図的に破壊しようとしていることは、大きな過ちだと確信している」とした。
この記事に関連するニュース
-
米、G7で停戦案支持獲得も実現見通せず 来月NATO首脳会議へ結束強化
産経ニュース / 2024年6月15日 7時58分
-
凍結ロシア資産でウクライナに融資、G7サミットで基本合意…ゼレンスキー大統領も出席し開幕
読売新聞 / 2024年6月14日 0時19分
-
アルメニア首相、ロシア主導軍事同盟からの脱退を正式表明
ロイター / 2024年6月13日 13時18分
-
アルメニア首相 ロシア主導の軍事同盟「脱退する」 時期は明らかにせず “ロシア離れ”加速
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年6月13日 4時21分
-
仏当局、ニューカレドニア暴動はアゼルバイジャンが扇動と批判
ロイター / 2024年5月20日 13時52分
ランキング
-
1ウクライナ平和サミット、領土一体性の原則など共同声明を採択…インドや南アは支持表明せず
読売新聞 / 2024年6月16日 22時36分
-
2イスラエル、ガザ軍事活動を一部停止…支援物資搬入増へ国際的批判に配慮
読売新聞 / 2024年6月16日 22時48分
-
3G7のウクライナ融資、EU諸国は直接関与せず=イタリア首相
ロイター / 2024年6月17日 8時4分
-
4バイデン氏がセレブと選挙資金集会、3000万ドル調達 最高裁批判も
ロイター / 2024年6月17日 9時54分
-
5中国、フィリピン船が「故意に接近して接触」と主張 南シナ海
ロイター / 2024年6月17日 15時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)