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NY外為市場=円、対ドルで11カ月ぶり安値 介入リスク注視

ロイター / 2023年9月26日 6時6分

終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで11カ月ぶりの安値を付けた。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が対ドルで11カ月ぶりの安値を付けた。ドル指数が約10カ月ぶりの高値に上昇。米連邦準備理事会(FRB)が先週、追加利上げの可能性を示唆したことを受けた。

FRBによるタカ派的な金利見通しが米債利回りを上昇させ、ドルに対する需要を押し上げた。

また、日銀は21―22日に開いた金融政策決定会合で、マイナス金利、イールドカーブ・コントロール(YCC)の枠組みをそれぞれ維持することを全員一致で決定。これが円の重しとなった。

コメルツバンクのFXアナリスト、エスター・ライヒェルト氏は「日銀の植田和男総裁によれば、持続可能なベースで安定したインフレの兆候はまだ見られないため、日銀は現在の枠組みで辛抱強く金融緩和を続けるとしており、これは明らかに円相場の抑制要因だ」と述べた。

ドル/円は一時148.97円と昨年10月25日以来の高値をつけた。

CIBCキャピタルマーケッツの北米FX戦略責任者、ビパン・ライ氏は「米債は日本債に比べて相対的にパフォーマンスが悪い。米債と日本債、特に10年債の利回り格差が拡大するたびにドル/円はやや強含みで推移する」と述べた。

日米10年債の利回り格差は25日に382ベーシスポイント(bp)と昨年11月10日以来の水準に拡大した。

ドル指数は106.10と昨年11月30日以来の高値を付けた。

ユーロ/ドルは1.05750ドルと3月16日以来の安値。欧州中央銀行(ECB)が追加利上げに踏み切る可能性は低いとの見方からユーロは対ドルで軟調に推移している。

米シカゴ地区連銀のグールスビー総裁は25日、インフレ率がFRBの目標である2%を上回ったまま推移することは、FRBの引き締め政策が物価上昇ペースを抑えるために必要以上に景気を減速させることよりもなお大きなリスクと述べた。

ECBのラガルド総裁は25日、記録的な高水準にある政策金利を十分に長い期間維持することが、インフレ率の2%目標回帰に寄与すると述べた。

ドル/円 NY終値 148.88/148.89

始値 148.60

高値 148.97

安値 148.61

ユーロ/ドル NY終値 1.0590/1.0594

始値 1.0637

高値 1.0643

安値 1.0576

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