ガスプロムとロスネフチのトップ、プーチン氏訪中に同行＝関係者

　ロシアの国営ガス企業ガスプロムのアレクセイ・ミラー最高経営責任者（ＣＥＯ）と、国営石油会社ロスネフチのイーゴリ・セチンＣＥＯ（写真）が、来月予定されるプーチン大統領の中国訪問に同行する。９月２５日、事情に詳しい関係者がロイターに明かした。２００７年６月、モスクワで撮影（２０２３年　ロイター/Alexander Natruskin）

Vladimir Soldatkin　Olesya Astakhova

[モスクワ ２５日 ロイター] - ロシアの国営ガス企業ガスプロムのアレクセイ・ミラー最高経営責任者（ＣＥＯ）と、国営石油会社ロスネフチのイーゴリ・セチンＣＥＯが、来月予定されるプーチン大統領の中国訪問に同行する。事情に詳しい関係者がロイターに明かした。

プーチン氏は北京で習近平国家主席と会談し、第３回の一帯一路フォーラムにも出席することになっている。

関係者の話では、ミラー氏やセチン氏以外のロシアのエネルギー業界関係者も代表団に加わる見通し。またセチン氏はプーチン氏の訪中に続いて独自のエネルギー関連イベントを開催するという。

ロシアはウクライナ侵攻後、伝統的な石油・ガスの買い手だった欧州が米国とともに制裁を発動したため関係が冷え込み、中国をはじめとするアジア地域とのつながりを強化している。

今後ロシアは中国向けにより多くの天然ガスを販売する取り決めを結びたい意向で、自国産天然ガスをモンゴル経由で中国に輸送するパイプライン「シベリアの力２」の建設を計画している。