ロシア石油大手ルクオイル会長が急死、昨年は前会長が転落死

　１０月２４日、ロシア第２位の石油会社ルクオイルは、ウラジーミル・ネクラソフ会長（６６）が急性心不全のため急死したと発表した。写真は同社のロゴ。ロシア・ニジニノボロゴロドで２０１９年４月撮影（２０２３年　ロイター/Maxim Shemetov）

[モスクワ ２４日 ロイター] - ロシア第２位の石油会社ルクオイルは２４日、ウラジーミル・ネクラソフ会長（６６）が急性心不全のため急死したと発表した。

同社を巡っては、昨年９月に当時会長だったラビル・マガノフ氏も入院先の病院で窓から転落し死亡したとされている。

ネクラソフ氏は同社の石油・ガス部門に約５０年間従事し、第一副社長や社長顧問も務めた。ルクオイルは同氏の死亡について、コメントを控えた。

ロシアでは昨年２月のウクライナ侵攻開始後、複数の実業家が急死しており、その大半がエネルギー産業の関係者だった。

ルクオイルの取締役会は昨年３月、ウクライナ情勢を巡り「悲劇的な出来事」と憂慮を表明し、交渉を通じて紛争を可能な限り早期終結させることを求めた。

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