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米スナップ、第3四半期は新広告機能が奏功し5%増収 今期も堅調か

ロイター / 2023年10月25日 9時53分

10月24日、 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップの第3・四半期決算は売上高が予想を上回った。写真はスナップチャットのロゴ。2022年7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

Khushi Mandowara

[24日 ロイター] - 写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営する米スナップが24日発表した第3・四半期決算は売上高が予想を上回った。人工知能(AI)を使った広告ターゲティングツールの強化が実を結んだ。第4・四半期についても明るい見通しを示した。

第3・四半期の売上高は5%増の11億9000万ドル。LSEGのデータに基づくアナリスト予想の11億1000万ドルを上回った。

第4・四半期の売上高については13億2000万─13億8000万ドルと予想。アナリスト予想は13億3000万ドルとなっている。

株価は決算発表後に14%急伸したが、一部アナリストがメタを含む大手ライバルとの厳しい競争にスナップが対抗できるか疑問視したため、時間外で下落に転じる場面もあった。

サード・ブリッジのアナリスト、スコット・ケスラー氏は、スナップは成長を取り戻したものの、2桁成長に戻れるかどうかという懸念は残っていると指摘した。

スナップは、第4・四半期には中東戦争が勃発する恐れがあり、ブランド志向の広告キャンペーンが減少する可能性があるとした。

定額制サービス「スナップチャット プラス」は、月額3.99ドルで、加入者が限定機能やプレリリース機能を利用できるもので、第3・四半期の会員数は500万人を超えた。

スナップチャットのデイリーアクティブユーザー数は4億0600万人。市場予想の4億0570万人を上回った。

第3・四半期の純損失は前年同期の3億6000万ドルから3億6800万ドルに拡大した。

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