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原油先物は横ばい、需給状況や中国の景気回復を見極め

ロイター / 2024年6月25日 10時22分

 6月25日、原油先物価格はほぼ横ばいで推移している。写真は14日、仏トリゲールで撮影(2024年 ロイター/Benoit Tessier)

[25日 ロイター] - 原油先物価格はほぼ横ばいで推移している。市場では中国の景気回復を巡る懸念が広がっている。中東情勢の緊迫化やウクライナによるロシア製油所への攻撃で供給に影響が出るとの観測も高まっている。

北海ブレント先物8月限は0015GMT(日本時間午前9時15分)時点で0.07ドル(0.08%)高の1バレル=86.06ドル。9月限は、0.08ドル(0.09%)高の85.23ドル。米WTI先物0.11ドル(0.13%)高の81.74ドル。北海ブレントとWTIは先週約3%上昇し、2週連続の上昇となった。

中国の小売業者は、5月末から実施されていた大型ネット通販セール「618」が期待外れだったことから、困難な状況に直面している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、ウクライナがロシアの製油所や石油貯蔵施設30カ所以上を攻撃したと発表した。ウクライナは今年に入ってロシアの製油施設への攻撃を強化。ロシア軍への石油供給の妨害や戦争資金源の抑制を狙っているとみられる。

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