EUがジョージア財政支援凍結を検討、スパイ法は「加盟に障害」
ロイター / 2024年6月25日 12時12分
6月24日、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(写真)は、EU外相会議後に記者団に対し「外国の代理人(スパイ)法」を強硬導入した旧ソ連ジョージア(グルジア)との外交に言及し、「われわれは政治的関係のレベルを引き下げ、財政支援の停止を検討する」を述べた。写真はフランスのパリで4月撮影(2024 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[ブリュッセル 24日 ロイター] - 欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は24日、EU外相会議後に記者団に対し「外国の代理人(スパイ)法」を強硬導入した旧ソ連ジョージア(グルジア)との外交に言及し、「われわれは政治的関係のレベルを引き下げ、財政支援の停止を検討する」を述べた。
「スパイ法」は、資金の20%以上を外国から受け取る組織に「外国の代理人」として登録することを義務付ける。国内外からロシアのプーチン政権のような権威主義的措置として非難を浴びている。
ジョージアはEU加盟を正式申請済みだが、ボレル代表は現在の政府はEUと距離を置こうとしていると指摘。現在の加盟27カ国のうち、26カ国が同じ見解だと話した。
外交関係筋によると、ロシアと友好関係を維持しているハンガリーは唯一「スパイ法」を否定的に捉えていないという。
ボレル代表はまた、「ジョージア政府が方針を変更しない場合、加盟手続きは進まないだろう」と述べ、同法は加盟の障害だとの考えを強調した。ただ、EUはジョージアの市民社会と報道機関への支援を強化し、必要に応じて「対応策を練る」と話した。
この記事に関連するニュース
-
EU外相、ガザ巡るイスラエルとの対話凍結提案を拒否
ロイター / 2024年11月19日 5時27分
-
長射程兵器容認でEU一致せず 外相理事会「結論出ず」
共同通信 / 2024年11月19日 5時9分
-
EUのウクライナ支援「揺るがず」、外相がキーウ訪問
ロイター / 2024年11月11日 11時53分
-
EU・韓国、安保協力に署名 共同声明で北朝鮮のロシア派兵を非難
ロイター / 2024年11月4日 23時43分
-
ジョージアで親ロシア路線の与党が議席の過半数確保も、EU統合路線の野党は結果認めず(ジョージア、EU、米国、ロシア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月29日 14時35分
ランキング
-
1一晩で20万人超が一斉サイクリング、「道一帯が自転車でふさがる」…中国政府は抗議行動再燃を警戒し外出規制も
読売新聞 / 2024年11月25日 19時53分
-
2「ネタニヤフ氏に死刑を」 イラン最高指導者
共同通信 / 2024年11月25日 17時46分
-
3韓国最大野党「共に民主党」の李在明代表に今度は無罪判決 自身が被告の裁判での偽証教唆罪に問われるも 裁判所「検察の証拠だけでは故意があったとみるのは不十分」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月25日 16時19分
-
4フィリピン大統領、「見逃すわけにはいかない」=副大統領の「殺害」発言に反発
時事通信 / 2024年11月25日 19時44分
-
5ロシア、ウクライナ停戦で次期米政権に期待か ウォルツ氏発言受け
ロイター / 2024年11月25日 20時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください