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韓国の電池工場火災、CEOが謝罪 「安全規則は全て順守」

ロイター / 2024年6月25日 16時57分

 6月25日、韓国・ソウル近郊の華城市にある電池メーカー、アリセルのリチウム電池工場で24日に大規模な火災が発生し作業員23人が死亡した事故で、同社のパク・スングァン最高経営責任者(CEO)が事故現場を訪れ謝罪した。写真は24日、火災現場である華城市のリチウム電池工場で撮影(2024年 ロイター/Kim Hong-ji)

Hyunsu Yim Dogyun Kim Daewoung Kim

[華城(韓国) 25日 ロイター] - 韓国・ソウル近郊の華城市にある電池メーカー、アリセルのリチウム電池工場で24日に大規模な火災が発生し作業員23人が死亡した事故で、同社のパク・スングァン最高経営責任者(CEO)が事故現場を訪れ謝罪した。

パク氏は死亡した作業員に哀悼の意を表し、研修を含め安全対策規則を全て順守していたと説明。「当局の調査に誠実に参加し、事故原因の究明と再発防止に全力を尽くす」と記者団に語った。

消防当局によると、火災は約3万5000個のリチウム電池が保管されていた工場内で発生。行方不明となっていた1人の遺体が25日に発見され、死者の数は中国人17人、ラオス人1人など計23人となった。濃い煙が一気に充満し、工場の2階にいた作業員が数秒で意識を失って倒れた可能性が高いという。

工場ではリチウム一次電池の包装作業が行われており、死者の大半は一時雇用の労働者だった。

事故現場では、国立科学捜査研究院、警察、消防が合同捜査を進めている。

厚生労働省の関係者はロイターに対し、安全規則が守られ、一時雇用の外国人労働者に適切な安全対策研修が行われていたか調べているとし、規則違反があれば刑事訴追の対象になると述べた。

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