米CB消費者信頼感6月、100.4に低下 1年先インフレ期待が改善
ロイター / 2024年6月26日 2時31分
コンファレンス・ボード(CB)が25日に発表した6月の米消費者信頼感指数は100.4と、5月の101.3(前回発表の102.0から改定)から低下した。ニューヨークで2021年7月撮影(2024年 ロイター/Jeenah Moon)
[25日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が25日に発表した6月の米消費者信頼感指数は100.4と、5月の101.3(前回発表の102.0から改定)から低下した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は100.0だった。
ただ、労働市場については楽観的な見方が示されたほか、向こう1年間のインフレ期待も若干改善した。
CBのチーフエコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「信頼感指数は低下したが、過去2年間の狭いレンジ内にとどまった。現在の労働市場の見通しの強さが将来への懸念を上回った」と述べた。しかし「労働市場が大幅に悪化すれば、次第に信頼感が弱まる可能性がある」とも指摘した。
12カ月先のインフレ期待は5月の5.4%から5.3%に低下した。ただ調査の記入回答で、食料品を中心とする価格上昇が引き続き消費者の景況感に影響を及ぼしていることが分かった。
雇用情勢については、職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差に関する指数が24。前月は22.7だった。
消費者信頼感指数が若干低下したことについて、ネイションワイドの金融市場エコノミスト、オーレン・クラチキン氏は「重大なものではなく、消費支出の継続に十分な追い風はある」と指摘。「経済は正常化に向けて順調に回復している」と述べた。
年齢層で見ると、信頼感は35─54歳で低下。35歳未満と55歳以上では上昇した。
所得層別では明確なパターンは見られなかったが、6カ月移動平均で見ると、35歳未満の年齢層と年収10万ドル以上の所得層で信頼感が最も高い。
11月の大統領選で経済に影響が及ぶと考える人の割合は2016年の同時期と比べると低かったものの、20年6月と比べるとわずかに高く、消費者が政治に引き続き関心を持っていることが示された。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「クレカタッチ」は交通系ICカードを駆逐するのか 熊本で「全国相互利用」離脱、一方で逆の動きも
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 7時30分
-
2バナナは「太くてまっすぐ」が大当たり…フルーツ研究家が教える「バナナの正しい保存方法」
プレジデントオンライン / 2024年6月28日 9時15分
-
3「東京チカラめし」が東京で再始動 今度はどう売っていくのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年6月28日 6時5分
-
4LINE、分離26年3月に完了 情報流出、システムの計画前倒し
共同通信 / 2024年6月28日 17時29分
-
5【速報】「いまになって何を言い始めているんだ」「小林製薬だけに任せておくわけにはいかない」と厚労相が怒りをあらわに “紅麹サプリ”問題で「摂取後に死亡疑い」76事例が調査中と小林製薬が明らかに 27日まで報告せず
ABCニュース / 2024年6月28日 16時14分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)