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NY外為市場=ドル広範に上昇、160円に接近 介入警戒感続く

ロイター / 2024年6月26日 6時5分

ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロのほか、スイスフランなど広範な通貨に対して上昇した。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロのほか、スイスフランなど広範な通貨に対して上昇した。米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言が相次いだことに加え、住宅市場に関する経済指標が好調だったことで、FRBは利下げを急がないとの見方が強まった。

終盤の取引でドルは対円で0.1%高の159.68円。狭いレンジの取引に終始した。1ドル=160円に迫っていることで、政府・日銀が再び為替介入に動くとの警戒感は続いている。

この日はFRB当局者の発言が相次ぎ、ボウマン理事は政策金利を「しばらく」据え置けばインフレを抑制できる可能性が高いが、必要であれば利上げの用意があると改めて表明。クック理事は、経済が期待通りに推移すればFRBは利下げに向けた軌道に乗っていると述べたものの、具体的な時期については明言を避けた。    

TDセキュリティーズ(ニューヨーク)のグローバルFXストラテジスト、ジャヤティ・バラドワジ氏は「全体として年初から堅調な経済指標の発表が相次いでいることを踏まえ、FRB当局者は1回の軟調な経済指標をそれほど重視していないもようだ」とし、「米国のインフレ見通しを巡る不確実性が他の国よりも高い中、FRB当局者はコミットメントは示さずに、データに依存すると言っているように聞こえる」と述べた。

こうした中、市場では28日に発表される5月の米個人消費支出(PCE)価格指数が注目されている。

この日発表の経済指標は強弱混交。米連邦住宅金融庁(FHFA)の4月の住宅価格指数(季節調整済み)は前年同月比6.3%上昇。3月は6.7%上昇だった。    

コンファレンス・ボード(CB)発表の6月の米消費者信頼感指数は100.4と、5月の101.3から低下。ロイターがまとめたエコノミスト予想は100.0だった。  

主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の105.72。

ユーロは対ドルで0.2%安の1.0714ドル。英ポンドはやや上昇の1.2693ドル。

中国人民元は対ドルでほほ横ばいの7.2629元。一時は7.2631元と、昨年11月半ば以来の安値を付けた。    

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.6%高の6万2182ドル。    

ドル/円 NY終値 159.69/159.72

始値 159.42

高値 159.78

安値 159.43

ユーロ/ドル NY終値 1.0713/1.0716

始値 1.0721

高値 1.0724

安値 1.0692

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