ガザ停戦交渉は大詰め、米・イスラエル首脳会談で協議へ＝米高官

　７月２４日、米政府高官はパレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る交渉が詰めの段階にあるとの見方を示し、バイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が残る相違点について２５日に協議すると記者団に述べた。写真はイスラエルによる攻撃を受けて煙があがる住宅。２４日、ヌセイラトで撮影された映像から撮影（２０２４年　ロイター/Reuters TV via REUTERS）

Steve Holland　Jasper Ward

[ワシントン ２４日 ロイター] - 米政府高官は２４日、パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放を巡る交渉が詰めの段階にあるとの見方を示し、バイデン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が残る相違点について２５日に協議すると記者団に述べた。

イスラエルとイスラム組織ハマスの双方がなお解決すべき問題を抱えているものの、合意は近いと指摘。溝を埋めることは可能で、合意に向けた協議が来週にかけて行われるとした。

合意がまとまれば、戦闘が６週間停止され、その間に人質のうち女性と高齢男性、負傷者が解放される見通し。

米高官は現在の交渉について「根本的に埋められない問題があった１カ月前とは大きく異なる」と述べた。

ネタニヤフ氏はバイデン氏のほか、米大統領選の民主党候補になる見通しのハリス副大統領とも会談する。

同高官はバイデン、ハリス両氏がイスラエルとガザを巡る政策で「完全に一致」していると述べた。