ホットストック：ルネサスが一時ストップ安、決算や社長コメントを嫌気

　 ルネサスエレクトロニクスが１３％超安で東証プライム市場の値下がり率トップとなっている。一時、ストップ安となる２４９１円まで下落する場面があった。７月２５日午前に２０２４年１２月期の中間期決算（国際会計基準）を発表し、嫌気されている。写真はルネサスのロゴ。２０１７年４月、都内で撮影（２０２４年　ロイター/Toru Hanai）

［東京　２５日　ロイター］ - ルネサスエレクトロニクスが１３％超安で東証プライム市場の値下がり率トップとなっている。一時、ストップ安となる２４９１円まで下落する場面があった。２５日午前に２０２４年１２月期の中間期決算（国際会計基準）を発表し、嫌気されている。

市場では「前回の決算では下期に需要が上向く見通しが示されたが、先送りとなった。会見でも社長がネガティブ色の強いコメントを述べ、評価が変わってきている」（国内証券アナリスト）との声が聞かれる。 　

１─６月期の営業利益は前年同期比３３％減の１４７５億円だった。産業・インフラ向けの需要が低迷した。複数の報道によると、柴田英利社長はオンライン会見で「反省の決算だった」などと述べ、オンライン会見中に株価は下げ幅を拡大した。